2011/02/03

Tanner



先日都内某所のタンナーを見学しました。私の中で認識の薄かった豚革、ピッグスキン、アメリカンレザー系のアイテムでは特に使用しない素材ではありますが国内では流通も多く定番中の定番。雑誌、メディア等でよく紹介されるのは牛革のタンナーが多いので、豚革というと少し新鮮な感じもあります。今回、Vendangeの革小物に使用する裏ばり用の豚革を求めて行き着いた先が工場見学でした。既に手染めを行う表革は1年の試行錯誤を得てようやく決定致しましたが(革入荷情報と共に後日ご紹介します)裏革は未だに悩んでおります。インタースタイルの出展などもあるのできっちりと決定していきたいと思います。


工場の辺りは建物が非常に古く昭和を思わせる懐かしさ、自宅(川崎)の目の前が昔「化学薬品の工場」だったのでその風景に似ています。湯気や煙の立ち上る古い工業地帯からスカイツリーが、新旧共存という不思議な感じです。好きな映画「ブレードランナー」を思わせる近未来都市がありました。